マニラ市内の観光スポット
1. マニラベイ Manila Bay
「世界三大夕日」とされるところは、フィリピン・ マニラ湾、マレーシア・マラッカ海峡、スペイン・ジブラルタル海峡と言われています。
また、「世界三大夕日のまち」とされるところは、 フィリピン・マニラ、インドネシア・バリ、日本・釧路と言われています。
どちらにしても、マニラは入りますので、その美しさは太鼓判といったところでしょう。
眺める場所は、ショッピング・モールのMOA(モール・オブ・エイジア)の海側(シーサイドブルバード側)にある遊歩道(SM by the Bay)からか、MOAからの眺めがいいでしょう。
お見合いした女性たちと、もしくは一人に絞った女性と、一緒に歩きながらでも、防波堤に腰掛けながらでも、ご覧になっては如何でしょうか。クルーズも手ごろな値段であります。
↑ SM by the Bay
2. キアポ教会 Quiapo Church
パシグ川の北のキアポ地区の中心に位置しケソン通りに面しています。
この教会には17世紀にスペイン人がメキシコから運んだ「ブラック・ナザレ」といわれる巨大な黒い十字架とキリスト像があります。
3. マラカニアン宮殿 Malacanang Palace Museum
サン・ミゲル地区にあり、パシグ河畔に建つ白亜の純スペイン風邸宅。1986年の2月革命で、マルコス大統領追放劇の舞台となり、一躍世界的に有名になりました。
元々はスペイン貴族ルイス・ロチャの邸宅でしたが、その後スペイン総督、アメリカ総督の官邸として使われました。その後はフィリピン大統領官邸として使用され、マルコス時代には大統領府として機能していました。
現在は歴史的遺産の博物館として部分的に一般公開されています。月~金9:00~15:00。土日休み
4. サン・アグスチン教会 San Agustin Church
世界遺産。
イントラムロス内にあるフィリピン最古のバロック様式の石造教会です。戦争や地震による破壊を免れ、現在に当時の姿を残しています。創建は1587年で、基礎工事から完成までに20年を要したといわれています。
そのどっしりとした建物は、1675年からの7回にわたる地震、そして第2次世界大戦の爆撃にも耐え、そのままの姿を残すことができました。
教会内はバロック風のインテリアで、パリからとりよせられたシャンデリア、イタリア人アーティストによる壁画や祭壇を見ることができます。マニラ大聖堂よりは明るい感じのする教会です。
祭壇の左には、スペイン人のレガスピが眠っている礼拝堂もあります。また、教会の右にはサン・アグスチン博物館があり、宗教画や礼服、礼拝に使う品々を見ることができます。
14ある礼拝堂はそれぞれの天井にイコンが描かれ、当時のシャンデリアやステンドグラスが残っています。古い修道院を利用した博物館も併設されています。
5. マニラ大聖堂
マニラ大司教が本拠を置いており、マニラで最も重要な教会とされています。ローマ広場に面し、ベルタワーはイントラムロスのランドマーク的存在となっています。
1581年に竹で創建されて以降、台風や地震、戦争などで、破壊と再建を繰り返し、現在あるのは1958年に再建された6代目。その再建に関してはバチカンからの援助があったといわれています。
ロマネスク風の建物で、ドーム上の屋根とベルタワーが目を引きます。広い内部は厳かな雰囲気です。フィリピン人アーティストによってデザインされたステンドグラスは一見の価値があるでしょう。
彫刻やステンドグラスの美しさももちろんですが、中でも見逃せないのがアジア最大といわれるパイプオルガンです。4500本のパイプを持つこのオルガンは、アジアで最も大きいもののひとつです。
6. リサール公園 Rizal Park
マニラの中心部に位置する、緑豊かな公園で、その名はフィリピン独立運動の指導者、ホセ・リサールに由来しています。総面積は58万km2もあり、敷地内には池や子供の遊園地施設、さらに日本庭園もあります。
7. メトロポリタン美術館 Metropolitan Museum
セントラル・フィリピン銀行のコレクションを地階で常設しており、ゴージャスな金製品や貴金属の展示は多くの訪問客の目を引きます。絵画、写真、伝統工芸など、様々なテーマでフィリピンの文化と芸術を紹介しています。月~土10:00~18:00。日祝休み
8. マニラ・オーシャンパーク Manila Ocean Park
2008年に開園した東南アジア最大の水族館です。
リサール公園に隣接するキリノ・グランドスタンドの裏手にあり、マニラ湾に面しています。
3ヘクタールの敷地には水族館のほか、商業施設や、最近開業の「ホテル H2O」が併設されています。
この水族館の最大の呼び物は、半円状で220度の広角をもつガラス製のトンネル型水槽です(ガラスの厚さは約20センチ。水槽の全長は約20メートル)。
水槽内の海水はマニラ湾から引き上げた後、ろ過して微小ゴミを除去しているので綺麗です。
この水中トンネルは「ブーハイ・ナ・カラガタン」と呼ばれており、タガログ語で「生きている海洋世界」の意味です。
白い腹をした大きなエイや小型サメ、熱帯魚が群をなして、ガラスの向こう側を滑るように回遊しています。
宇宙飛行士のような姿をしたダイバーの水中遊泳も人気で、笑顔のダイバーが、身振り手振りで子供たちに話しかけてくれます。
ここにはほかにも淡水魚のみを集めた水槽もあり、アマゾン川に生息する大型淡水魚、ピラルクやデンキウナギなどが鑑賞できます。
ここオーシャン・パークにいる水中生物は300種以上といいます。
入場料は大人400ペソ。年中無休
月 - 火 午前10時から午後7時まで
水 - 金 午前10時から午後8時30分まで
土日祝 午前9時から午後8時30分まで
9. イントラムロス Intramuros
イントラムロスとはスペイン語で「壁の中の市」という意味。1571年、初代総督レガスピがパッシグ川のそばに全長4.5kmの城壁を築き、政府をおいた城塞都市です。
そのほとんどが度重なる戦争で破壊されましたが、その後、徐々に修復・再現され、今はスペイン統治時代の面影を色濃く残す地区として、多くの観光客を集めています。
400年以上を経た今もスペイン植民地時代の城壁が残っており、壁の内側にはスペイン風の家並みが続きます。
10. マラテ教会 Malate Church
18世紀にアウグスティノ会の修道士によって建築された石造りの教会で、マラテでは最も古く、1762年イギリスがマニラを占領した際にはイギリス軍の要塞として使われました。
11. 国立博物館 National Museum
リサール公園の北側ゴルゴス通りに位置し、もともとは大蔵省として利用されてきた5階建ての建物です。
古代イスラム民族や山岳民族の生活用品や民芸品、出土品が展示されているほか、世界最大のワシ、フィリピンイーグルをはじめとするフィリピンの動物や植物の標本、風土・歴史・人類学に関する貴重な資料が多数展示されています。火~日10:30~16:30。月曜休み。
12. チャイナタウン China Town
マニラの旧市街にあるビノンドは、フィリピンを代表するチャイナタウンです。
オンピン通りは中国の飲食店はじめ食材店、薬局がある異国情緒ただよう街です。ブレスレットや指輪、ネックレスなどゴールド製品をここで買い求める方も多いようです。
イントラムロスは、スペイン植民地時代の城塞都市ですが、外壁があり、中国人は内部に住むことは許されなかったそうです。
そこで彼らは商売を続けるためイントラムロス近隣に集まり、これがチャイナタウンになったと言われています。
13. サンチャゴ要塞 Fort Santiago
1571年から150年もの年月を費やして作られた、イントラムロス北西に残る要塞跡でマニラ湾の動向が容易に視認できる位置に築かれています。