日本人同士のお見合いでも、日本人とフィリピン人とのお見合いでも、初対面ですから緊張するのは当然ですね。
私共のお見合いでは、日本人男性の為に通訳が同席するため、言葉の壁は気にしなくても大丈夫です。
しかし、何を話していいのかわからなかったりとか、せっかく会話が始まってもすぐ途切れたりとかないように、また、スムーズに会話が進み、楽しく彼女たちと一緒の時が過ごせるように、いくつか気をつけておいた方がよいことがあります。
1. 話題を事前に準備しておく
初対面の人とその場のアドリブだけで会話をしようとするのは、普通の人には難しいことです。
そういったアドリブができるのは、場慣れした営業マンや、誰とでも会話を弾ませることが出来る美容師さん、イベントなどの司会者などですが、そういう人たちでも、普段から会話のネタをいろいろと準備しておき、仕事に備えています。
皆さまのお見合いの相手は、フィリピンの現地で暮らす若いフィリピン女性ですから、食べ物の話、飲み物の話、買い物の話などについて話題にすれば、ハズす心配はないでしょう。
とは言っても、日本の食べ物や日本の飲み物の話ばかりでは、自分はよく知っていても、現地で暮らす若い女性たちはよく知らないでしょうから、フムフムとうなずかれて、おしまいになってしまうでしょう。
そういう一方的な話にはせず、お見合いの相手の国のそれらについて尋ね、話してもらい、そしてこちらからは日本のそれらについて説明し、そしてお互いに比較したりしていけば、話は盛り上がり、尽きる事はないでしょう。
さて、それでは、具体的にどんな事を話題にするかですが、この時のネタで使える情報を「フィリピン女性との国際結婚に役立つ情報あれこれ」に満載しておきました。
ただ単に一般的なフィリピンの紹介をしているわけではなく、あくまでも、お見合い相手の女性との会話で使える視点でとらえています。
ですので、お見合い渡航をする前に、日本で事前にお読みいただき、ネタを仕入れて、現地でのお見合いに臨んで下さい。例えば、
「フィリピン女性とのお見合い・国際結婚に役立つ雑知識あれこれ」
などなどで、ここでネタを仕入れていってもらえれば、いくらでも、話をふくらめていく事ができ、話題は尽きません。
2. 好感を持たれる話し方をする
気をつけなくてはいけないのは、女性の話を聞く時に、あいづちがいい加減だったり、相手の話の腰を折ったりしてはいけないという事です。
自分の話を上の空で聞いている人には、それ以上しゃべる気がなくなるでしょう。
「そうなんだぁ」とうなずいたり、「へぇーっ」と驚いてみたり、「その通りだね」と共感してみたり、「なるほど」と感心してみたり、「じゃあ、それはこういう事?」と話を要約してみたり、あいづちにもいろいろなバリエーションがあります。
また、あいづち上手は、「えぇ」、「へぇ」、「ほぉ」、「あぁ」など言葉にならない声で感情を表すこともします。
些細な反応のように思われるかもしれませんが、話し手にとってはこのようなあいづちがあるだけでかなり話しやすくなるのです。
また、「えぇー!!」などの表現も、こちらの感心や驚きなどの感情を表しているので、わざわざ言葉にしなくても、話がはずみやすくなります。
また、あいづち上手は、「すごい!」、「素晴らしい!」など、ひと言感想を織り交ぜます。
この「ひと言」という点が重要な点で、感想をダラダラと伝えないことです。話の腰を折ってしまうことがあるからです。
あいづちを打つという事は、「あなたの話に興味がありますよ」、「あなたの事に興味がありますよ」、「私はそれを真剣に聞いていますよ」、「あなたの話はとても為になります」、「もっと聞かせて下さい」という事を相手に伝える、とても優れたツールなのです。
まず、うなずくことはあいづちの基本です。細かくうなずく、深くゆっくりうなずくなどパターンがあります。
好印象を持たれるために押さえておきたいうなずきのポイントは、相手の話すスピードに合わせてうなずくこと。
話すスピードに合わせることは同調効果があります。そうすると、相手は、「息が合っている」、「話がかみあっている」と感じるのです。
ところで、言うまでもありませんが、自慢話に終始するのは、もちろんNG。
また、これもまた言うまでもありませんが、相手がフィリピン人だから、女性だからと見下すような態度も、もちろんNG。
私達はたまたま日本という豊かな国に生まれましたが、それぞれの人がそれぞれの環境で精一杯生きているのですから、敬意を持って接しましょう。
また、相手が誰であろうが、人の言った事に、すべてケチをつけたがる人がいます。この心理は、自分を上に位置づけたいのです。
自分に自信のある人はそういう事をしませんが、劣等感のある人、いばりたい人、自慢屋は、どうにかして、他人より自分を上に位置づけたいのです。
そういう人にとっては、相手をけなすか、自分を持ち上げるかで、それを実現しようとするからです。それが、自慢話か、ケチをつけるかの行動につながります。
この反対が、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と思われるような人で、もちろんそういう立派な方も多くいらっしゃいます。
3. 相手の話を聞く
自分のよく知ってる話題、もしくは自分の事になると、この時とばかり自分だけ話し続ける人もいますが、これもまたNG。会話はキャッチボールです。お互いが50対50ぐらいで交互に話すくらいのやりとりを意識しましょう。
そのためにも、相手に話させやすく、会話が発展していきそうな話題を選び、質問をする事が大事です。
そして、相手がそれに答えたり、何か話しているときには、相手の話をさえぎらないで、タイミングよく、あいづちを打つことです。
よく、日本のオバサンに見かけられますが、どんな話題を相手が話し始めようが、自分がその件について少しでも知っていること、自分がその件に少しでもかかわりのあること、その件に関する自分の感想などに、とにかく結びつけて、自分の話にしてしまう人がいますが、もちろん、論外です。
4. 会話はどんな質問をするかで流れが決まる
「はい」「いいえ」で済んでしまうような質問ですと、話はそれで終わってしまいます。上手な会話は上手な質問から始まります。ただ事実だけを尋ねても「はい」、「いいえ」で終わってしまいます。
例えば、答えが「はい、「いいえ」にならない聞き方は、「○○の店、味はどうだった?」、「何が人気のメニュー?」、「他におススメの店は?」、「どうやって行くの?」 などなどです。
5. タガログ語(フィリピン語)を使ってみる
単語だけでいいので、いくつかタガログ語を覚えておいて、それを使うと、親近感がグッと深まります。役立つ言葉については、「フィリピン女性とのお見合い・デート時に役立つタガログ語」を参照して下さい。